アニメ/漫画/小説感想

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2021年に読んだ漫画小説

2021年に読んだ漫画小説の感想を書く(随時更新したい...)

【漫画】
ハンターハンター1巻~13巻 score:4.3/5.0
旧アニメシリーズは鑑賞済みだったが原作未読なため読み進めている。
13巻までなため、「ハンター試験」「ゾルディック家」「天空闘技場」「ヨークシンシティ」まで。
最も驚いたところは、ハンター試験編の完璧なところ。ダレることなくスピーディに展開していく。少年漫画の美味しいところをぎゅっと凝縮した面白さ、大傑作というところ。超おススメ。ゾルディック家は、印象的なシーン(大きな門、巨大な犬、コイン投げ遊び)が多く楽しめる。しかし、天空闘技場は正直面白く感じない。ここから「念」の概念が入るけれど、その設定の説明がくどい。また、念の応用例の説明も入り、終始グダっているように感じた。ほぼほぼ設定説明編といって良いと思う。ヨークシンシティに入ってから、また面白くなる(ハンター試験編ほどではなかったが)。クラピカの因縁ともあって終始重たい話になっているが、ゴン・キルアの話は明るめ、クラピカの話は暗めと2軸でバランス良く描いていて良い。ゾルディック家のメンバーも参加するなど展開の規模も大きくなって面白かった。しかし、ヨークシンシティ編の後編、具体的にはクモのメンバーが全滅した一報が伝わるまでは面白かったが、後半部は特に面白くなかった。前半部の迫力に比べて、後半部は基本小規模で地味になってしまっている。話としてずっとスリリングなままなので、緩急があまりなく楽しめなかった。
ハンター試験編=ゾルディック家 >>ヨークシンシティ >>>>>>天空闘技場 という感想。

チェンソーマン1巻~11巻 score:4.0/5.0
いわゆる公安編を読了。これに関しては、他ブログ記事で詳しく書いたのでそちらを参照。


【小説】
「映像の原則」著:富野 由悠季 score:2.9/5.0
初手から小説ではないのは申し訳ない。映像業界では有名な本?だとは思う。読んだことがなかったので読みました。
感想としては「映像の教科書」というより「富野の思想ブック」という印象。はっきり言って「説明が下手」。説明をわかりやすくするために必要と言われるトピックセンテンスが皆無で、非常に散漫。いらない文章だらけになってしまっている。また、主張として弱い部分がある。例えば、暗転は使うな!と本で主張しているのに対して、後に「君の名は。」を褒めてる富野。明らかに矛盾した主張なので説得力がない。図もあまり挿入してないので、わからせるより「分かれよ!」と押しつけがましい。

「チューブな形而上学」著:アメリ―・ノートン score :4.0/5.0
タイトルからして硬派な印象だが内容としては緩い日常もの。分かりやすく言えば、ボスベイビーみたいなもので、高等な独り言をする主人公がその年齢らしい行動をする。このギャップが面白い。ページ数として150ページほどなのでさっくり読むことができる。舞台が1970年の兵庫県夙川と実際の作者の体験談のエピソードになっているので、森見登美彦的なちびまる子ちゃんといったほうがいいのかもしれない。ただ、「生」に関して子供視点から言及しているところがあり、そこはただのエンタメではなくフランス文学らしいっちゃらしい。

「なりそこない王子」著:星新一 score:3.0/5.0
星新一ショートショート12編収録。星新一の中でもつまらない方。打率が低い。
「魅惑の城」「そして、誰も,,,」が当たり。
「魅惑の城」は、ある風俗店と思われる店が人気になり主人公の警官が客のふりをして潜入する話。オチが面白いというよりも道中が面白い。魅惑の城という謎に向かう様がワクワクさせられる。
「そして、誰も...」は、オチも道中も面白い。宇宙船から1人また1人と人が消えていく。原因不明の自体に乗組員は
どうするのか...という話。

「おせっかいな神々」著:星新一 score:3.7/5.0
星新一ショートショート40編収録。星新一の中で割と当たりな方。打率はそこそこ。
「サービス」「奇妙な旅行」「問題の男」「マスコット」「夜の声」「箱」「午後の出来事」が当たり。
中でも、「奇妙な旅行」「夜の声」「箱」が好き。
「奇妙な旅行」は、何回も見る夢の場所に旅行にする話。「君の名は。」でも同じ展開ありましたね
「夜の声」は、友人を殺した主人公が刑罰を受けたくない故に自分を意識不明の状態にする話。夜の声が看護師の声と某氏の声、両方にかけているのが面白い。
「箱」は、生涯をかけて箱を開けないように守った男性の話。とても感動的なオチで良いと思う。

「未来いそっぷ」著:星新一 score:3.2/5.0
星新一ショートショート33編収録。星新一の中でもつまらない方。当たりはずれが激しい。
「底なしの沼」「ある商品」「おカバさま」「新しい症状」「少年と両親」が当たり。
中でも「新しい症状」以外はグサッとくる、星新一が意地悪だなと感じた。
「底なし沼」は戦争をし続けてしまうことの揶揄、「ある商品」は意地が悪すぎる宇宙人、
「おカバさま」は人間の馬鹿さ加減、「少年と両親」は反抗期の少年と両親のやりとりかと思わせといて...という具合。